2017年 10月 25日
この記事は、小冊子として以前に頼まれて書いたものですが、日の目を見ることが無かったので改めてこちらでアップさせていただこうと思います。 EF66形機関車について
![]() EF66 形機関車は、国鉄時代に製造された最大の機関車で、その秀逸なスタイルは約半世紀経た今も古さを感じさせません。 そんな非常に魅力的な、EF66 形電気機関車が保存展示されるにあたり、EF66 形電気機関車について、解説をしていきたいと思います。 機関車登場の背景 そもそも、EF66 形機関車がなぜ、製造されたのでしょうか。 それには、当時の鉄道輸送事情に注目する必要があります、戦後の復興とその後の経済成長により活発化していった人・物の動きは活発化していました。また、昭和37年に一部開通した高速道路は、本格的な自動車による高速輸送の到来を告げようとしていました。 実際、中距離輸送にあっては昭和39年をピークに貨物輸送は減少傾向に入ることが予測されていました。 それは、当時の貨物輸送がヤード系輸送と呼ばれる、途中駅での連結・解結を基準とした輸送方式であったことに加え、駅での荷役が発着駅と到着駅でも行われるため、時間も経費もかかることが問題とされていました。 さらに、ヤード系輸送の場合ある程度荷物が集約する必要があるため、到着日時が 明確でないという問題もありました。 しかし、昭和34年から運転を始めたコンテナ専用列車は好評で、途中で連結開放をしない直通輸送列車(以下「ヤードパス」と略す)こともあって、その輸送量は増加傾向にありました。 そこで、本格的な自動車による貨物輸送に対抗する目的で、さらなる大幅な時間短縮を目的とした、特急貨物列車が計画され、昭和40年に汎用の貨物車(ワキ1000)が試作され、良好な成績を収めたことから、昭和41年10月のダイヤ改正で特急貨物列車が計画され、運転が開始されました。 ![]() 続く
by blackcat_kat
| 2017-10-25 21:13
| 電気機関車
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