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2017年 10月 30日

EF66形機関車について 第6話

EF66のブルトレ牽引まで

本来は、貨物用として計画された機関車でしたが、鼻筋の通ったそのスタイルから、鉄道ファンの間でも常に人気は高く、昭和44年に、ブルーリボン賞を受賞しています。
当時から、ブルートレインを牽引して欲しいという要望は強くありましたが、国鉄当局としては EF66という機関車は、あくまでも、1000tの貨物を100km/h 以上で走行させるための機関車であり、たかだか500t 程度の客車を引っ張らせるのは荷が軽すぎること、さらにコンテナ輸送は順調に増えており、そのための機関車を確保する必要があることから、「実現は不可能」と言われていました。
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EF65PF 昭和60年の改正まで活躍したEF65

しかし、昭和60年10月の改正でブルトレを EF66が牽引することになりました。

昭和59年2月の大幅な貨物輸送の大改正(ヤードを経由する貨物輸送を全廃し、コンテナ中心の輸送に切り替えた)により機関車が大幅に余剰となったことと、旅客輸送のサービスアップの一環として、特急「はやぶさ」にロビーカーを組み込んだことで、編成重量が増加、EF65形では牽引力が不足して当初の速度(特通C2)を出せなくなった。
という、二つの偶然が重なったのです。
この改正で、九州行寝台特急を一手に引き受けてきた東京機関区はその任を解かれ、九州行寝台特急の牽引は下関に移管となりました。
なお、任を解かれたEF65(PF)形は貨物運用に回されることになりました。
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EF66がけん引するブルトレ

ここにファンが夢見たEF66による特急牽引が実現したのでした。
国鉄からJRに移行するこの時期、国鉄にとっても一番華やかな時期であったと言えるかもしれません。

画像はいずれも、Wikipediaから引用させていただきました。

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by blackcat_kat | 2017-10-30 21:06 | 電気機関車


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